2016年6月26日日曜日

第33回 富里スイカロードレース 10km

富里スイカロードレースに出場。苦手な夏でしたが、なんとか40分を切れました。



出場のきっかけ


これまでスイカロードレースの存在は知っていましたが、苦手な夏に開催されるため、全力を出せないと思ってエントリーしていませんでした。

しかし、昨年は夏の練習で大幅に成長できたため、全力を出せないなりにもレースで追い込めば冬の成長につながると思って、今年は初めてエントリーし、運良く抽選に当たりました。

また、盛大なスイカ祭りとしても楽しめそうです。

レース前日


前日の練習会では、スイカに参加するメンバーとレースの話をしました。給スイカ所を過ぎた9km過ぎから急な登り坂が始まり、短いがクロカンの登りのような傾斜だと脅されました。

当初は、8.5kmの給スイカ所まで全力で走り、スイカを思う存分食べてからのんびりゴールするつもりだったのですが、ゴールしてからいくらでも食べられると教えてもらったので、普通に走ることにしました。

ここのところ、10km以上を走るときは暑さで4:30/km程度まで落ちていたので、普段のペースしか出なければゴールの予想タイムは45分程度になります。いくら夏とはいえ、サブ3ランナーとして恥ずかしくない程度のタイムでゴールしたいところですが…。

各部門で上位20位まではスイカがもらえるそうですが、昨年の10km一般の部20位のタイムを調べると34分台。今の自分には冬でも無理なので、順位は気にせず、夏の練習として走ることにします。

レース当日


会場は駅から遠いので走っていこうかと思っていましたが、クラブの人から富里は出店が充実していると聞いていたので、シューズなどを買うかもしれないと思って車で行きました。

駐車場は酒々井プレミアムアウトレットが3,100台使えるとのことですが、アウトレットが近づくと数珠つなぎの渋滞。来年以降は余裕を持って会場入りしたほうが精神的によさそうです。暑いので、会場入りがあまり早すぎても体力を奪われるのですが。

酒々井のアウトレット周辺はランナー渋滞。

Google Mapsの交通状況も真っ赤になっていた。


駐車場に車を停めたら、シャトルバスに乗って会場の富里市役所周辺まで移動します。距離は6km程度。走れるリュックでないと少しきつい距離ですね。

アウトレット駐車場にもスイカ販売所。

シャトルバスに乗って会場に向かう。

ゴール会場の富里中学校グラウンドにクラブの拠点があったので少し待機しましたが、日差しが暑く、コーチから日陰に行ったほうがいいと言われました。

富里中学校のグラウンド。隣には市役所などが集中している。

着替えを済ませ、会場内を歩いてから荷物を預けに向かいました。

日差しが暑いので避難。

奥に進んでいくと富里市役所周辺は出店エリア。

裏には噂のスイカサービスコーナーがありました。スイカのアドバルーンが目印です。10時からとのことなので、ゴールしてから食べにくることにします。

スイカサービスコーナー。10時から食べ放題。

表の道路のほうに移動し、富里社会体育館が荷物預けコーナーになっています。100円と引き換えに袋をもらい、リュックを詰めて体育館の中で預けます。

列を進んでいき、荷物預け用の袋を受け取る。100円を準備。

体育館の中で荷物を預ける。雨の年でも安心。

体育館を出ると、パイプの穴から水が垂れ流しになっているコーナーがありました。ゴール後に荷物を受け取る前にここで頭を冷やせそうです。

体育館の入口で水をかぶれる。

10kmのスタート地点に向かいながら、手前にある5kmのスタート地点を通りました。先頭にはクラブのコーチ陣が集結しています。確実に上位入賞してスイカを手に入れるために5kmにしたとのことです。

5kmスタート地点。

そのまま少し先にある10kmスタート地点まで歩いていきました。

先導の白バイが出てきた。

とみちゃんのラッピングカー。

富里スイカのスタート整列は、佐倉と同様、当日に目標タイムごとの看板を見て自己申告で並ぶ方式です。30分台から5分刻みですが、35分を切るのは体調が万全でも無理なので、2番目の35分台エリアに並びました。頑張って40分は切りたいです…。

スタート整列は当日の自己申告でエリアを選ぶ方式。

35分台エリアで待機。

先に5kmの部がスタートしてここを通るので、歩道で待機しました。

9時15分に5kmの部がスタートし、先頭のランナーが勢いよく駆け抜けていき、後ろのほうはスイカのような恰好をしたランナーがたくさん走っていきました。殺伐とした雰囲気と、ファンランが同居しているのは人気大会ならではと思います。

5kmの部がスタートし、先頭集団が走っていく。

次々とランナーが通り過ぎる。

すごいスイカもいた。



5kmの最後尾が過ぎていくと、次第に10kmの部のランナーも集まり始めてきました。

10kmの部のスタートが近づき、ランナーが集まってくる。

今回、スタート前に冷凍アクエリアスを持っていました。昨日の練習会でコーチからスタート前に喉が乾かないように持っておき、最初の給水所で捨てるといいと話がありました。仙台ハーフでもQちゃんに言われた通りスタート後に脱水を感じたので、夏のレースでは用意することにしました。

凍った状態で首筋や脇の下に当てると体温を冷やせ、日差しは厳しい暑さでしたが、ダメージを最小限に抑えられました。今回は近いので自宅の冷凍庫から持ってきましたが、北海道マラソンの前も現地のコンビニで調達したいところです。

冷凍アクエリアスで体を冷やしつつ水分補給。

9時40分に10km一般の部(40歳未満)がスタートします。時刻が近づくと、スタートラインの近くまで詰めていきました。

スタート前まで移動、号砲を待つ。

コースは富里市役所周辺を発着点にした周回ルートで、千葉の内陸らしく、川を過ぎるところで何回か下って登るため細かい高低差があります。


レース展開


0km~5km 19:36 (3:55/km)

1km 3:47
2km 3:46
3km 4:02
4km 3:59
5km 4:02

スタートロスは8秒。自分はスタミナ型ランナーでフルに比べて10kmは苦手なので、もともとあまりとばすつもりはなかったので、スタートダッシュはせず周りの流れに合わせて走っていきます。

富里スイカは夏なこともあり給水所が多く、1km~2km毎にあり、スタート1kmで最初の給水所があります。アクエリアスのパックを捨て、水をかぶってスタート前に熱くなった体を冷やします。

そこから緩やかに下って登り、最初の2kmは調子良く走れましたが、やはり夏は心拍数の上昇が早く、2km過ぎからペースが落ちました。

ラップタイムが4:00/kmを超えるようになってきたので、やはり夏に40分切りは無理かな、5kmにしておけば良かったかなと思いながら走っていきます。

5km~10km 19:30 (3:54/km)

6km 3:58
7km 3:59
8km 3:58
9km 3:56
10km 3:40

最初の2kmは3:50/km弱で走って、まだ20秒強の貯金があるので、4:00/km前後を維持できれば40分を切れるかもしれないと思って、ペースを維持していきました。

8km過ぎで下っていき、8.5km付近に給スイカ所があります。スイカを取る場合は右を、取らない場合は左を進むようにコースが分けられています。

当初は給スイカ所でスイカを食べたり写真を撮ったりしながら走るつもりだったのですが、もう少しで40分を切れるかもしれないので、給スイカ所には寄らずに左側を走りました。

9kmの表示を過ぎると、クラブの人たちに脅されていた最後の登りが始まります。登り始めでクラブの方の応援を受けながら登っていきます。

確かに傾斜は急なのですが、距離は短く、普段から坂道を含むコースで練習していることもあって、あまり息を切らさずに登りきれました。坂の後でペースの落ちているランナーを抜かしながら、最後の1kmはペースを上げて走っていきました。

最後は道路を右折して富里中学校のグラウンドに入り、芝生を駆け抜けてゴールしました。

40分を切るにはギリギリかと思っていましたが、最後の1kmは登りを含む区間で予想よりペースを上げられたので、少し余裕のあるタイムでゴールできました。

グロスタイム 39:14
ネットタイム 39:06 (3:55/km)

ラップタイム。給スイカ所でラップを取るレースも珍しい。

ログ。中盤だれて、最初と最後だけ冬のペースで走れた。

レースを振り返って


10kmのレースを走るのは3年ぶりなので、10kmレースとしてのベストタイムは更新しましたが、フルやハーフの10km通過とあまり変わらないタイムとなりました。

ここのところ、暑さの影響で普段は4:30/km程度しか出ていませんでしたが、レースの雰囲気のおかげか、結果的に冬のペースから大幅には落ちずに走りきれました。ただし、当然冬よりは心拍数の上昇が早く消耗が激しいので、夏のフルを同じようなペースで入ったら後半つぶれると感じました。

この調子で2か月後の北海道マラソンでサブ3を目指していきたいと思います。キロ20秒落とせば今日よりも余裕があるといいのですが…。

レース後


荷物を受け取ってから、スイカサービスコーナーに行きスイカをたっぷり食べました。これだけスイカだらけのイベントは他にないのではないでしょうか?

ゴール後はスイカサービスコーナーへ。

スイカ食べ放題!

種を捨てるのに困り、手がスイカの汁でべたつくので、次回は小さいゴミ袋とウェットティッシュを持っていくと便利かもしれません。

クラブの拠点で少し休んでから、バスがあまり混まないうちに帰りました。

夏の刺激入れに、来年もできれば参加したい。

あまり混まないうちにバスで帰る。この後どれくらい混んだのかは不明。

バス乗り場では酒々井プレミアムアウトレットのクーポン引換券を配っていました。大会でよく駐車場を借りられたなと思いましたが、こうしてランナーを引き込む仕掛けがあればお互いに利益があるのかもしれません。

アウトレットのクーポンをもらった。しばらく有効なので、何回か通いそう。

今回の装備

  • シューズ: Nike Air Zoom Streak 5
  • サングラス: Oakley Custom Radarlock - Sapphire Iridium
  • アクエリアス ゼロ ハンディパック

6 件のコメント:

  1. ニシウリインバー2016年6月26日 21:16

    夏のスイカ祭り楽しまれたようですね。
    今から1万年前ぐらいの幼少期に出た記憶があります。

    来年は出場してみようと思います。

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    1. ニシウリインバーさん、はじめまして。
      アカインバーさんのお友達でしょうか?
      スイカは食べられるんでしょうか?

      素の状態でも熱中症の危険がある大会なので
      相当きついものがあるんじゃないかと思いますが、
      記録を狙わなければ給水も充実していて走りやすいと思います。

      来年を楽しみにしています。

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  2. さすが、めちゃくちゃ速いですね…!
    故障よくなってほんとによかったです。
    そして熱中症にならなくてよかったです。
    スイカだけじゃ電解質が足りないんでしょうね。塩かけないと。
    KDTさんとかどのくらいで走るんでしょうか。
    1kmトラックでいつもラストギリで抜かれます。
    7月は水土全滅なんです、残念…。

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    1. ありがとうございます。
      大会の雰囲気のおかげか、暑さの割にはそこそこのタイムで走れました。
      また今日は少し痛みを感じたので10kmしか走りませんでした。

      スイカは終盤8.5km地点にあるので、補給のメインは水の給水ですね。
      1~2km毎は北海道マラソンより多いので、トップクラスの多さだと思います。

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  3. お疲れ様でした!
    魅力的で素晴らしい大会ですね。

    実は奇遇にも僕も1万年前位に出場した事があります。
    ひょっとしたらニシウリインバーボーイさんとお会いしていたかもしれません。
    とみちゃんは当時からいて覚えていますが、写真で見る限り老け込む様子もなく元気そうで安心しました。

    今回のレポートを読んで、また出場してみたくなりました。
    鬼門の0次関門(家族交渉&抽選)は「スイカの食べ放題に行かない?」で何とかならないかなぁ…。

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    1. なんと!とみちゃんの看板は新しくないように感じましたが、
      そんなに昔から開催されていたのですね…!

      会場のキャパシティは限界に近いように感じましたが、
      それでもスイカ食べ放題は圧倒的な魅力だと思います。

      抽選に当たれば来年以降も参加していきたいです。

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