2015年9月1日火曜日

宗谷丘陵フットパス 18km

日本最北端の地、宗谷岬。

その背後には周氷河地形の宗谷丘陵が広がっており、フットパスのコースが設定されています。晴れていれば丘と海の絶景を眺めながら走ることのできる、最高のランニングコースです。

走れることの幸せを感じ、終わるのがもったいなく感じたコースでした。

日本最北端のランニングコース、宗谷丘陵。


宗谷丘陵フットパスのロングコースは宗谷岬を起点に11km。終点から宗谷岬までバスを使わずに戻ると18kmです。歩くには少し長いですが、走るにはちょうどいい距離ですね。


宗谷丘陵を含む稚内フットパスについて詳しくは稚内商工会議所のページでも紹介されています。
http://www.wakkanai-cci.or.jp/wakkanai-footpath/


実は昨年もこのコースを走っていますが、昨年は天気が悪かったので晴れた日にリベンジしたかったのです。晴れの予報が出ていたので、北海道マラソンが終わってからまず稚内に来ました。

フットパスの起点通り、宗谷岬を拠点に走ってみました。宗谷岬は有名な観光地なので、駐車場・トイレ・売店がひととおりそろっています。

なお、11km先のフットパス終点までトイレや自販機は一切ありませんので、トイレは済ませておき、給水が不安な場合は携帯したほうがいいです。

宗谷岬。駐車場とトイレは完備。

日本最北端の碑から出発。
 岬を出発し、最初に宗谷丘陵の坂を登ります。

トイレと売店の脇の坂がスタート地点。

宗谷丘陵フットパス


最初の坂を登ると宗谷岬平和公園です。ここものどかな風景を眺められるので、ランニングでなくても宗谷岬と一緒に訪れたい場所です。

宗谷岬平和公園

海から丘陵へいっきに登っていく。

 最初からきつい坂ですが、ここを登ってしまえばあとは丘陵地のなだらかなアップダウンです。

最初の坂を登ると次第になだらかな道に。

振り返ればサハリン。

脇にはなだらかな丘陵と海を眺めながら走る。


やがて丸い山が見えてきます。山頂には自衛隊のレーダーがあります。

丘陵を登ると絶景が待っている。遠くに丸山。

観光バスが通っていきましたが、乗客は動物を見つけたように私を見ていました。ただの旅ランナーが珍しいのでしょうか?

あの山を目指して走っていく。

しばらく走ると突き当りになりますが、フットパスのコースには道案内の看板が出ていますので、見落とさなければ道には迷いません。熊が出没することもあるようなので、一応周囲をよく見まわしたり、繁みでは動物の気配に気を付けたほうがいいと思います。

牧場の横を通りながら、なだらかな丘陵のアップダウンを走っていきます。

突き当りには道案内の看板。

牧場の横を通る

なだらかな道

右折して丸山に向かって登り。要所には道案内が出ている。

丸山付近でフットパスを歩いていた人に会いました。せっかくなのでということで、お互いに記念写真を撮りあいました。

丸山の山頂は脇をトラバース

丸山は山頂を通らず脇を抜けていきます。そこからいったん下ってまた登りますが、このあたりは宗谷丘陵でいちばん標高が高いので、遠くまでよく見渡すことができます。

丸山からいったん下り、また登り返す。

丘陵地帯が見渡せる。遠くには風車群。

登り返して、丸山を振り返る。

しばらくは風車群を眺めながら、アップダウンが続きます。進行方向には海が見えてくるようになります。

風車群が近づいてくる。

ウインドファームには入れないので右折。残り4.3km。

進行方向に海が見えてくる。

右を見ると丸山。

あの丘の向こうは何が見えるのか、わくわくしながら走る。

小さなアップダウンを繰り返していきますが、再び長く下って、また登ります。

やや長く下る。

やや長く登り返す。大きな登りはこれで最後。

坂を登っていくと、途中から白い道が始まります。実はこれ、ホタテの貝殻でできていて、上を走るときれいな音で鳴ります!

登りの途中から白い道が始まる。

よく見るとホタテの貝殻でできている。

ベンチあり。登りつかれたら一休みもいいでしょう。

登りが終わると、再び下り基調の気持ちいい道になります。

青空と、白い道。

昨年は雨の中で走りましたが、天気が違うだけでこんなに素晴らしい風景が待っていたとは!

空と海の青さを実感。

やがて海に向かって本格的な下りが始まります。

海に続く白い道。

遠くには稚内半島と利尻岳もよく見えます。

遠くに稚内半島と利尻岳。

いっきに100m以上下っていき、海沿いの集落が近づいてくると宗谷丘陵フットパスは終わりとなります。

森を抜けて、いっきに下っていく。

海沿いの集落が近づいてくるとフットパスも終わり。

フットパスゴール。

宗谷国道


フットパスのゴールから、集落を道なりに直進すると海岸沿いの国道に出ます。漁協のストアがあるので、ここで水分補給できます。

集落を抜けて、宗谷国道へ。

このあたりにコンビニはないので、飲み物を買うなら漁協ストア。

晴れて暑かったのでガラナ飲みました。
 
ここから宗谷岬までは約7km。フットパスを歩いた場合は路線バスで帰るのが一般的ですが、ランナーなら走って帰りましょう。

宗谷岬まではフラットな国道を走る。

途中、漁港の公園にトイレと水飲み場あり。

 日本最北端の地、宗谷岬。そこへ向かって自分の足で走っている充実感を味わうことができます。

宗谷岬が近づいてくる。

灯台が見えるともうすぐゴール。

 せっかくなので、日本最北端の碑まで走ってゴールにしましょう。

日本最北端のゴール。

GPSのログ。


ランニング後


走り終わったら、最北端の碑からすぐ右側に青い土産物屋があります。ここには入場無料の流氷館がありますので、走った汗を冷やすのに最適です。

宗谷岬の土産物店、柏屋。

流氷館入口。中の気温は氷点下12.9℃。

流氷館の中は氷点下12.9℃。数字では寒そうに見えますが、走って暑くなった体にはとても涼しくて気持ちいいです。他にお客さんはいなかったので、整理運動とストレッチを行いながら体を冷やしました。

気づいたら、髪の汗が凍っていました。普通に氷点下の中を走ったらこんなに汗はかかないので、夏の時期に宗谷岬を走ったときだけ味わえる不思議な感覚です。

流氷館。走った後には最高に気持ちいい。

流氷館は無料といっても、経費は当然売上から賄われています。流氷館に入らせてもらったら、お礼に何か買ったほうがいいでしょう。今回は宗谷岬サックとガラナを買いました。サックはランニングの着替えを入れるのに愛用しています。

流氷館でガラナ購入。走り終わった後はうまい。

走り終わった後は、稚内方面に向かうならノシャップ岬の近くに日本最北の「稚内温泉 童夢」がありますので、そこで 汗を流せます。今回は網走方面に向かったので、そちらで温泉に入りました。

稚内温泉童夢(2014年に撮影)

明日は屈斜路湖を走ります。

0 件のコメント:

コメントを投稿